1:曖昧な事ばかりが人生じゃない

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「なにすんだよッ?!ユウシッ!!!」 「ちょっとアンタいきなり何なのよッ!!?」 そして、等の当事者である、永恋と倉が、何故か、本当は仲がいいんじゃないかと思うくらい、妙に息ぴったりで、裕志を睨む。 「・・・?」 そして、司と撫那でさえもが裕志を変なものでも見る様な目で見つめていた。 全員から不審な目で一斉に見つめられ、言葉がつまってしまいそうだったが、このまま黙っていても仕方が無い。 裕志は、仕方なく会話を進め出した。 「・・・あのさぁ、様は俺らがさ、今すぐ煙草吸うのやめて、とっとと、どっかいけばいいんだろ?」 裕志は、倉でも、司でも、永恋でもなく、撫那をジッと見つめた。確かに倉と永恋がギャンギャンと喚いていたが、そんなことは気にしない。 真っ直ぐと撫那を見つめた。 「まぁ、確かに【今は】そうですわね。それが最善策ですわ」 そんな裕志を見て、撫那は何故か一瞬だけ目を見開いたが、すぐに表情を元のニコニコした顔に戻した。 「だったらさぁ、もう、俺らどっか行くからさ、・・・お前らもさっさと会議に出ろよ。」 「・・・・。」 「暇じゃねぇんだろ?あんた等もさ」 しばらく考え込む動作をした後。撫那は、 「いいですわよ。」 と短く返事をした。 そうして、彼女達は裕志達の前から去っていった。 ※
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