私の愛したカボチャ

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あたしは黙ったままのカボチャを口に運ぶ そして戸惑いながらもあんたを崩すの ……口に広がるあんたの気持ち とっても甘くて美味しいの やっとわかったわ あんたは最後のときまでずっとこんなにも 気持ちを温め続けたのね 不器用なカボチャ でも嫌いじゃないよ あたしあんたのこと、 ずっとずっと忘れない。
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