episode.1

3/3
前へ
/7ページ
次へ
「あら、貴女が外にいるなんて 珍しいこともあるのね。」 声が聞こえる方へ くるりと優雅に振り返り、 さっきの自分の欲に 浸っていた時とは別人の様に 無表情で相手を見ていると 「…貴女をお呼びするよう Kingから言われましたので…」 「ねぇドロップ、私が行くとでも?」 ドロップと呼ばれた女性は 今まで被っていたフードを脱ぐと 何も写す隙もない紫色の瞳を アリスに向けて口を開いた… 「…黒チェスBishop ドロップ・チェルシーの名のもとに アリス・ディスコッティーをテレポートさせます…」 そうドロップが言うと アリスの足元に魔方陣が作られ 一瞬のうちにそこから消えた 「我がQueenは世話がやける…」 ドロップはため息をつきながら 小声で呟くと、フードを かぶり直し、一瞬のうちに その場から姿を消した…。 、
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加