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「あら、貴女が外にいるなんて
珍しいこともあるのね。」
声が聞こえる方へ
くるりと優雅に振り返り、
さっきの自分の欲に
浸っていた時とは別人の様に
無表情で相手を見ていると
「…貴女をお呼びするよう
Kingから言われましたので…」
「ねぇドロップ、私が行くとでも?」
ドロップと呼ばれた女性は
今まで被っていたフードを脱ぐと
何も写す隙もない紫色の瞳を
アリスに向けて口を開いた…
「…黒チェスBishop
ドロップ・チェルシーの名のもとに
アリス・ディスコッティーをテレポートさせます…」
そうドロップが言うと
アリスの足元に魔方陣が作られ
一瞬のうちにそこから消えた
「我がQueenは世話がやける…」
ドロップはため息をつきながら
小声で呟くと、フードを
かぶり直し、一瞬のうちに
その場から姿を消した…。
、
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