捺と智

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最初は本当に喧嘩したときだけの暴力だった。 だけど少しずつエスカレートしていきそのうち別れ話を出すだけで暴力を振るわれるようになり… 冬になるころには智の機嫌、思い通りにならないこと、あたしが他のホスクラに行く…これだけで暴力を振るわれるようになり…。 春には殺されかけるような暴力が日常になっていった。 ある日あたしは腕を切った。 智の店で飲んでる最中に。 もう心は限界だった。 毎日の智からの暴力。 その暴力の影には薬物の存在があった。 智は薬物中毒者だった。 あたしは同じ店の従業員から聞いて智の財布をあさった。 案の定薬物がでてきた。
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