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暖かな日差しが差し込む朝。
布団から出ると少し肌寒く感じた。
着物を着替え俺は広間に向かう。
廊下を歩いているとひらり、桜の花びらが迷いこんだ。
桜を手に取り眺める。
「…美桜(みお)…ー。」
この花を見ると余計に思い出させる…。
愛らしい笑顔…。
あの日、精一杯の笑顔で「いってらっしゃい」
そう言った淋しげな笑顔…。
あれは……
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