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夜空に輝く満天の星々の下、三人の少年少女が大きな樹の根元に座り込み、背中を樹に預けて話していた。
「ソルシュ、はいこれ！プレゼント！今日誕生日でしょ？」
ソルシュ、と呼ばれた少年の右側にいる、黄緑色の髪を腰下まで伸ばした少女が綺麗に包装された袋を手渡す。
「ん？なにこれ？」
「開けてみて！」
ソルシュは言われるまま袋の紐をほどき、手を中に入れる。
指先に何かがあたり、取り出して見ると、それは黒地に白で模様が描かれている指なしのグローブだった。
「グローブだよ！お母さんに教えてもらって作ったんだ！」
「ああ、ありがとうエニア！」
エニア、と呼ばれた少女は満面の笑みで答える。
「ねぇ、ソルシュ、エニア」
「ん？なにリシェル？」
今度はソルシュの左側にいる、紫色の髪を外にはねさせた、リシェル、と呼ばれた少女が話し掛ける。
「これ、私からのプレゼント。はい」
そう言い、二人にガラスのような物でできた星形のアクセサリーを手渡す。
ソルシュには紫色の、エニアには緑色のアクセサリーを。
「え？あたしにもくれるの？」
「うん。ほら、見て」
リシェルはポケットに手を入れ、二人と同じ、白色のアクセサリーを取り出す。
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