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「お待たせしました。」
ひるげが終わった後、洗い物を済ませた後お登勢さんは何枚かの着物と帯・襦袢を手に私の部屋まで来てくれた。
「ほぉ。陽子さんは随分勉強熱心じゃのう。」
お茶をすすっていた龍馬が、興味深そうに部屋を覗いてくる。
「坂本さん。あまり覗いたらいけませんよ。」
「きちんと着て、真っ先に見せるね。」
「おう。楽しみにしちょる。」
龍馬は身支度を整えると、高杉さんの滞在先へと向かった。
「さて、どれにしましょう?」
○豆鶴・秋草・矢絣・あやめ
部屋いっぱいに、着物や帯が広げられて畳の上に錦の河が広がってゆく。
「これ、これにします。」手に取った着物は、水色の生地に、ピンク色の牡丹が描かれていてBABYTHESTARSSHINEBRIGHTの、シュガーブーケシリーズを彷彿させる。
「可愛らしいですね。陽子さんに、よく似合っています。帯は、緑にしましょう。」
BABYTHESTARSSHINEBRIGHTのアクセサリーを、持ち歩いていて良かったとこの時心底思った。
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