はじまり

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朔さんは元々世話好きな様で、何時も誰かしら傍らに居て、皆から頼られる兄貴分だ 人当たりも良く人望も厚い為、生徒会長に大抜擢されたのだとか しかし朔さんは「他にやりたい事が有る」と、其を辞退 しかし周囲からの期待は凄まじく、断りきれず副会長の座に収まったらしい 「うちの校風が無ければ、みことと話す事も無かったかもしれない。でも、こうして俺達は今一緒に歩いてる。これってやっぱり"縁"でしょ?」 人懐こい笑顔を僕に向けながら、楽しそうに話す朔さん 「折角"縁"が有ったのに、3日でお仕舞い…なんて、勿体無いと思うんだ」
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