第一章~開かれた魔路~

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「大丈夫ですか?」 私の肩に手を添える青年。 彼の名前はラルド・J・サリエス。17歳、淡い茶色の髪を腰までのばしている。 ・・・んー私のお目付け役みたいなものかな? ラルドに手を差し伸べられ、それに支えられながら立ち上がる。 「次は?」 「しばらく休みましょう。立て続けに契約をしてるので力を使いすぎですし・・・。」 「そうね。」 『力強きもの。 自らの力におぼれることなかれ。 自らの力に捕らわれることなかれ。 自信を強く持ち生きろ。 何事にも惑わされるな。 さすれば新たな道が開かれるであろう。』 「セラ。一度帰りましょう。」 ラルドに言われ、私は出口へと向かった。
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