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燐の暴走。
*****
漣、燐。(サザナミ、リン。)
---16歳の夏-
毎日、平凡な世界の繰り返し。
規則を守んなきゃいけない学校。
破ってもいいけど
あとあと面倒くさい。
そんなときに
あいつに出会った。
バカみたいに平凡から
かけ離れている…
漣、蓮。(サザナミ、レン。)
異世界から来た
私の知り合いと名乗っている。
私はこんなやつ知らないのに
*****
レン「リン!」
リン(馴れ馴れしい。)
リン「何?」
レン「馴れ馴れしくてごめん!でも、聞いて。」
リン「仕方ない…」
リン(なんで、馴れ馴れしいって思ってるのバレたんだろ?)
レン「この力!分けてあげる!!」
そう言うと
レンはリンの手を握った。
ビリッ
リン「あうっ!」
電流が
体に走った気がした
レン「ちょっと我慢してね」
電流が体に流れているのに
我慢しろと?
バカじゃないか?
リン「うっ」
ピリピリピリピリ…
レン「はい、終わり。」
リン「何をしたの?」
レン「リン…さ、平凡な世界、嫌でしょ?」
リン「当たり前だよ」
レン「キミを魔法使いの助手に任命!」
リン「は?」
意味がわからなかった…
レン「僕の助手をしてたら退屈しないよ」
レンが魔法使いだと
このとき、初めて知った。
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