407人が本棚に入れています
本棚に追加
「で、今日はどうだったんだ?」
エリオットは先ほど聞けなかった話を聞き直した。
「今日もいつも通りだったよ」
「アル、お城の人に迷惑をかけてないでしょうねぇ?」
疑い。 というよりも確信を持って釘を刺すかのように尋ねた。
「かけてないよぉ」
アルは少し自信がなかった。だから曖昧な返事しかできなかった。
「全く、姫様は楽しそうにしてた?」
「うん!!」
これには自信があった。
「本当にアルは分かり易いわね。誰に似たのかしら」
「んだょぉ? 俺のことか?」
「他に誰がいるのよ?」
「へぇへぇ」
「何よ?乗ってこないの?つまんないわね。張り合いがないわ。苛めてあげようかと思ったのに」
「質が悪いっ!!」
「ハイハイ」
エリオットをからかう?のを辞めたシャルロットはアルの方に向き直り
「あぁ、ゴメン、ゴメン。アル、それでよろしい!!」
そう言って、アルの頭を撫でた。
「それ?」
「うん? あぁ!姫様は笑っていたんでしょう?」
「うん!!」
「それよ」
「あぁ、なるほど」
最初のコメントを投稿しよう!