1 約束

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「で、今日はどうだったんだ?」 エリオットは先ほど聞けなかった話を聞き直した。 「今日もいつも通りだったよ」 「アル、お城の人に迷惑をかけてないでしょうねぇ?」 疑い。 というよりも確信を持って釘を刺すかのように尋ねた。 「かけてないよぉ」 アルは少し自信がなかった。だから曖昧な返事しかできなかった。 「全く、姫様は楽しそうにしてた?」 「うん!!」 これには自信があった。 「本当にアルは分かり易いわね。誰に似たのかしら」 「んだょぉ? 俺のことか?」 「他に誰がいるのよ?」 「へぇへぇ」 「何よ?乗ってこないの?つまんないわね。張り合いがないわ。苛めてあげようかと思ったのに」 「質が悪いっ!!」 「ハイハイ」 エリオットをからかう?のを辞めたシャルロットはアルの方に向き直り 「あぁ、ゴメン、ゴメン。アル、それでよろしい!!」 そう言って、アルの頭を撫でた。 「それ?」 「うん? あぁ!姫様は笑っていたんでしょう?」 「うん!!」 「それよ」 「あぁ、なるほど」
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