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「……ランプの魔神は3つの願いをきくと……」
「姫!何読んでるの?」
「!?……なんだぁ。アルかぁ ビックリさせないでよ」
そうして少女は開いていたページを閉じた。
「あぁ~、またコレ?」
「えぇ、コレは私のお気に入りなの」
少女はこの物語の話をする時、とても楽しそうに笑って話す。
少年は物語の話は特に興味はないのだが、少年は少女が笑っている姿を見るのが好きなのだ。
そんな話を数十分聞いていると、少女は何か良いことでも思いついたかのような顔で少年に提案した。
「ねぇ、アル!私達もこの物語みたいに3つずつ願いを叶えあいましょう!」
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