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この突発的な提案に少年は少したじろんだ。
「僕も姫に願いごとをしてもいいの? 3つも?」
少女は少し不満そうな顔つきで少年に
「私は身分なんかであれこれ言われるの好きじゃないわ。アルなら分かるでしょ」
と皮肉を込めて言い放った。
少年は少しばつが悪そうに頭をポリポリ掻いて言った。
「そうだったね。姫は『お姫様』扱いされるのが嫌いだったね」
少女は少年のその言葉を聞き
「そうよ。分かってるじゃない」
少女は少し嬉しそうに話す
「分かったよ。僕も3つ姫に願いごとするから」
少年は少女の嬉しそうな顔を見て、仕方なく、しょうがなく、少女の提案を受け入れた。
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