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アルは木製の木でできた木の扉を開けた。キィィー、パタン。と木特有の音がした。
「ただいまー!」
「おぉ、遅かったな。お帰り、アル。
今日も姫様のところに行ってきたのか? 楽しかったか?」
父は僕に尋ねた。
父、エリオット・ランスはがたいがよく、大雑把だがとても頼りがいのある人物で、今は良い父親だが昔は騎士として前線に出て多くの功績を建てた立派な人物だったようだ。
「うん!!楽しかった!あのね」グゥ~~
「ハハハ、飯が先だな。
オーイ、母さん。アルが帰ってきたぞー」
父は部屋中に聞こえるように大声で叫んだ。
「ハイハイハイ、何よ。うるさいわねー。あらアル。お帰りなさい。今日はどうだった?」
母、シャルロット・ランスは気が強く、おしとやかとは言えないが、家庭を大切にしている。
昔も今も父のパートナーとしていて、なんだかんだで気が合う2人なのだ。
「ハハハ、同じこと聞いてやがらぁ」
「ちょっと、うるさいわね。」
グゥ~~不意にアルのお腹が鳴った。
「母さん、お腹空いた。」
「あらら、今ご飯作ってたとこだからすぐ出来るわ。すこーし待っててね。」
「はーい」
部屋は美味しそうな匂いでいっぱいになった。
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