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「ワタル~起きなさい!!学校遅刻してもお姉ちゃん知らないわよ!!」
太陽が眩しい朝。須藤家はいつものように姉貴の騒がしい声で一日が始まる。
須藤亘(スドウ・ワタル)17歳。
幼い頃に両親を亡くし、それからとゆーもの姉と二人で暮らしてきたワタルだったが、これといって不自由なく過ごしてきた普通の高校生だ。
「姉貴~またあの夢見たよ」
「またぁ?あ、ヤバイ💦会社遅れちゃう💦じゃあワタル戸締まりよろしくね。いってきま~す」
「ちょっ💦姉貴~」
ワタルは連日連夜同じ夢を見ていた。
そこは太陽がサンサンと輝く無人島。
とても暑く、どーやら南の島のよーだ。
そこでワタルは一人の女性と出会う。
とても美しく気高い、まるで揚羽のような女性だった
ワタルは彼女に恋をする。そしてまた彼女もワタルに…
毎日のように彼女と二人唄い踊った。
だがそんな楽しい日々も終わりが告げる。
無人島に兵器が落とされるのだ…
…とココでいつもワタルは夢から覚めてしまう。
夢の中の自分も彼女もどーなったのかわからない。
ただその夢をワタルは毎日見ていた…
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