封印

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封印

美しい景色が広がる平原に 似たような雰囲気を持つ2人の青年が立っている 「見つけたぞ。シン・・・なぜだ?」 叫ぶような声で青年を呼び止める。シンとよばれたその青年が振り返り言葉を発する。 「・・・いかせてくれ・・・俺の・・・命を手に入れるんだ、アベル」 「そうか・・・残念だな」 そう言うとアベルといわれたその青年は、おもむろに紫の球体を取り出した 「シン・・・お前とは長い付き合いだしこんなことはしたくないんだが・・・」 球体を片手にすばやく印を紡ぐ。 シンが身構えたその刹那、球体が青白い光を放ちシンを包み込む。 シンの体に激痛が走り体にタトゥーの様な模様が浮かび上がる。 そしてシンは気を失いその場に倒れこんだ。 アベルは倒れこんだシンの所持品から、何かを取り出しその場を後にした。 美しい宮殿の一角にある部屋、その部屋でアベルといわれた青年とりりしい、そして体格のいい中年の男性が言葉を交わす。 部屋に入るとアベルは一礼しその中で待っていた人物に言葉を投げかける。 「封印は完了しました」 「そうか、これで御老人達が納得すればいいが・・・」 そういうとその中年の男性は机の上で手を組み、顎を乗せ、ふぅっと深くため息をついた・・・。
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