第一章~優~

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さかのぼる事半年ほど前 僕は雨の中を裸足で歩いていた。 その時の僕は家族旅行の途中で事故に遭い、助けを求めようとしていた…としか覚えていない。 しかしそんな僕自身、自分の名前も解らなくなっている為助けを求めようにも困難だった。 フラフラと歩き続けていると目の前に屋敷が見えたのでただひたすら目指して歩き続けた。 人影? 「…たす……け…て」 目の前に現れた人影に安心したのか僕の意識はそのまま闇へと消えていった。
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