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これは実にめんどくさい
史上初、めんどくささの具現化に成功したんじゃないかってくらいめんどうなレベルですよ奥さん
―――しかし
ここで彼女の放った渾身のボケをないがしろ同然に扱おうものなら
彼女自身深く心を傷め、二度と面白い(と思ったこと)発言などするまい
といった具合に塞ぎ込んでしまうかもしれない
ここは何とか私のスポンジ脳みそをフル回転させて
彼女のかましたボケを上手く引き立てる切り返しを弾き出さなければ
んんと、そうだな――――――
あ、うし
今のような非常に切り抜け困難な状況下を巧みに回避できるアノ方法で行こう
「あのさチミ」
「ん」
「今の滑り気味なボケは、チミの友達の親戚のお母さんのおばあちゃんの孫のお父さんの仕事先の部長が最近パワハラしてる窓際係長のボケなんだよn「私の即興ッッッッ!!」
やっぱりダメだったよタカシ
何がダメだったのかなタカシ、そしてやっぱり誰だか思い出せないTAKASHI
「―――で?本当の本当にテレビくれるの?」
時間が経過してすっかり炭酸の抜けてしまったメロンソーダをチミは飲むわけでもなく、無造作に掻き回す
やめて!メロンソーダのライフはとっくにゼロよ!
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