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「おーよしよし、いい子だ」
すっかり砂だらけの体を
揉む様に撫でてやると、
嬉しそうに僕の顔を
ネトネト舐め回してくる。
「…ぬんw止めろよw変な声が出たろうがw」
物凄くくすぐったくて、
ジローをたしなめながら
腕で顔を拭くと、今度は
顔がザリザリし始めた。
うえ…砂じゃん…
謀ったな、この犬めッ!
そんなご主人を
全く気になんかせずに
砂を掘り始めるジロー。
「…全く…ここ掘れワンワンてか?」
半ば呆れて愚痴がこぼれる。
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