「何で居るし。」

3/6
前へ
/8ページ
次へ
【side Rikkai】 「此処何処だー…」 ジリジリと太陽の日射しが、痛く食い込む様に照りつけてくる。 彼女の名前は、丸井レン。丸井ブン太の妹。そして、蓮とは名前が同じと言う事で仲良く(?)なった。今では蓮の妹的存在? 「あぢー…溶けるぅ…」 「に、にお、せんぱ…俺もうダメ…す…」 「俺に、言うんじゃなか…」 この三人は、上から、丸井ブン太、切原赤也、仁王雅治。通称「プリガムレッド」。 「しかし…此処は何処なんでしょうね…」 「何か此処の事が書いてある物があれば良いのだが…」 「何もねぇな…」 先程の会話は、上から、柳生比呂士、柳蓮二、ジャッカル桑原。 ぱきっ 「俺をこんな所に閉じ込めるなんて…いい度胸してるね…」 「落ち着け幸村…」 またも上から、幸村精市、真田弦一郎である。 「てかさー、なんかダルい。」 レンが言う。 「あー…分かる。アイス食いてー。」 意味不明と言うか、文脈が全く繋がってない兄、ブン太が言う。 「あったら苦労しないよ…ん?」 「どうした?」 「あの人…蓮先輩の…」 何だ何だ、と言う風に、レンが指差す方を見てみる。すると… 確かに人影が1つ、レン達に向かって来る。 そしてその影は大きくなり…
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加