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雄也に視線を向けたら、
上を向いていた。
その寂しげな顔はきっと、
涙を隠しているんだろう。
侑「ゴメンね。雄也。」
僕に今、雄也のために
できる事を思いつけない。
なんと言えばいいのかも
何をすればいいのかも、
できずにただただ
座って静かに
涙を流す事しかできない。
雄「なんで知念が謝るんだよ
知念が謝る必要なんて、
これっぽっちもないよ?」
侑「どこまでいい人」
雄「俺よりももっと
お人よしすぎる人がいるよ」
聞こえないように
言ったつもりだったのに、
やはりこの状況では、
伝わってしまったか。
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