3.怪しげなアプリ

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  家に帰った僕はすぐさま部屋に飛び込んだ。 箱を開け取説や付属品を放り出す。そして箱 の奥から大切そうに包装されたRA-02が現れ た。すぐ電源ケーブルをつなぎ起動した。 「感動!」 僕はうれしさに浸っていた。 無事初期設定も終わり・・・ 「よーし!遊ぶぞ!」 何しようかな・・・ メニューを開くとインストールされているア プリがずらりと現れた。 「何だこれ?」 現れたアイコンの中で一つだけ怪しげなアプ リが・・・擬人化アプリver.1.00? 「何のアプリだろう・・・」 最初はゲームかなと思っていた。僕は軽い気 持ちでそのアイコンに触れた。まあ当たり前 だが・・・ ピカーーーーー いきなり携帯が発光し驚いて思わず机の上に 投げ飛ばした。 「痛たた」 光がおさまり目を開くと 「!」 机の上にRA-02はなくその代わりに携帯サイ ズの人形?がおしりをさすりながら立ってい た。 「痛いじゃない」 いや、人形じゃない! 人形はしゃべらん! 「そういえば、あれ?RA-02は?」 僕が携帯を探し出すと少女が不思議そうに 「え?ここにいるじゃない!」 へ?ここにいる?・・・どういうこ と?・・・ 「君・・・僕のRA-02?」
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