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家に帰った僕はすぐさま部屋に飛び込んだ。 箱を開け取説や付属品を放り出す。そして箱 の奥から大切そうに包装されたRA-02が現れ た。すぐ電源ケーブルをつなぎ起動した。
「感動!」
僕はうれしさに浸っていた。 無事初期設定も終わり・・・
「よーし!遊ぶぞ!」
何しようかな・・・
メニューを開くとインストールされているア プリがずらりと現れた。
「何だこれ?」
現れたアイコンの中で一つだけ怪しげなアプ リが・・・擬人化アプリver.1.00?
「何のアプリだろう・・・」
最初はゲームかなと思っていた。僕は軽い気 持ちでそのアイコンに触れた。まあ当たり前 だが・・・
ピカーーーーー
いきなり携帯が発光し驚いて思わず机の上に 投げ飛ばした。
「痛たた」
光がおさまり目を開くと
「!」
机の上にRA-02はなくその代わりに携帯サイ ズの人形?がおしりをさすりながら立ってい た。
「痛いじゃない」
いや、人形じゃない!
人形はしゃべらん!
「そういえば、あれ?RA-02は?」
僕が携帯を探し出すと少女が不思議そうに
「え?ここにいるじゃない!」
へ?ここにいる?・・・どういうこ と?・・・
「君・・・僕のRA-02?」
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