3.怪しげなアプリ

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「そうよ」 彼女は微笑んだ。・・・かわいい・・・ 「私はライム社製の最新機種RA-2!最新のツ インCPU搭載!製造番号は2673889」 どうやらホントらしい。確かに髪の毛は元々 のボディーの色のピンクだ。 「なんで人間の姿に・・・」 「私にもわからない」 わからないって・・・ 「どうやらちょっといじってあるみた い・・・」 「おかしいよ!だってちゃんとしたキャリア の直売店で買ったのに!」 「わからない・・・誰がいじったのか・・・ 私の中は工場出荷時のデータしかないの」 不思議なこともあるもんだ!まるでアニメみ たいなことが目の前で起こってる。これは夢 なのか?あまりにもスマホが楽しみで夢に なって現れてまだ寝てるのか? 不思議なこともあるもんだ!まるでアニメみ たいなことが目の前で起こってる。これは夢 なのか?あまりにもスマホが楽しみで夢に なって現れてまだ寝てるのか? 「どうしたの?」 「わぁ!」 彼女はいつの間にか肩から僕の顔をのぞき込 んでいた。 「ちょっとつねってみて」 「へ?こう?」 彼女はほっぺを小さい指でつねった。がさすが 機械!力は強かった。 「痛!」 夢じゃない!ホントに起こってる!現代文明 の象徴ともいえるスマホだがさすがにまだこ こまでは無理だ!でも・・・ 「だからさっきからどうしたの?」 心配そうに僕をのぞき込む少女 「かわいい・・・」 思わず知らぬ間に僕はそうつぶやいていたら しい。
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