パニック

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『いやぁっ』 僕じゃない…良かった… こんな事を思う僕は最低の人間だ。 『大丈夫…?』 撫でてくれるにぃの手も震えていた。 『此処もじきに見つかるかも知れない…』 そう言って僕を強く抱き締めた。 にぃの真っ直ぐな目を見て気付いた。 『え…まさか…嘘……でしょ…?』
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