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『ねこ…腕…』 血の滲んだハンカチが右腕に縛られていた。 『来る途中にちょっとな、気にすんなw』 明るい口調で話すねこ。 僕を探す為に、きっと運営にやられたんだ…。 ねこ…もうすぐテニスの大会あるのに…そう思ったら心臓を掴まれたみたいな痛みに襲われた。 『周りの様子はどうでしたか?』 『色んな奴が連れて行かれて、俺らみたいな一般人、まぁ戦コレのイベやってない奴は自宅から出ちゃいけない事になってる』 『ねこ…連れて行かれた人…生きてるの…?』 『スタンガンとかで一時的に眠らされてるだけみたいだよ』 心の中でほっとした。
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