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『うあぁぁぁあぁぁあっ』 ねこの叫び声。 『嘘…でしょ……なんで…なんで…』 その場に泣き崩れる僕をにぃが強引に立たせる。 『早く行こう…』 『ねぇ…ほんとにこれが現実なの…?』 堪えず流れ行く涙を拭うことも出来ずに静かに呟いた。 『俺も夢であって欲しい…』 そう小さく呟くにぃの頬にも涙が伝っていた。
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