そこにあるのは銀紙か

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「にしても千夏、また背伸びた?」 「えっそうかな?」 千夏の背はでかい、上尾まではいかないまでも、173位はあると思っている。 「またあ?ほんとに伸びてる真希?」 「うん、これってやっぱり遺伝的なものなのかな」 真希は背伸びをしながら必死で千夏の背を追い越そうとしている。 真希の背は小さく165あるかないかくらいだ。 「遺伝、かうーんお母さんはそんなにでかくないしな、やっぱりお父さんに似たのかな」 今朝の夢を思い出しながら千夏は言う。
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