†2-1 闇の中での予知(1)

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 昴は20畳のリビングにある赤い布張りのソファーにもたれかかると、軽く息を吐いた。    昴はリモコンで大型テレビの電源をつけ、チャンネルを天気予報に合わせた。全国の天気予報が終わり、関東地方の天気予報に入るところであった。  テレビをつけてはみたものの、夢でのマリアとのやり取りで疲れてしまったのか、普段の生活では決して感じることがない疲れと眠気のダブルパンチに襲われた。  やはり、もう少し寝たほうがよさそうだ。  昴はソファーに横になり真っ白の天井をが見えてきた。まぶたを閉じると、すぐに意識が薄らいでいく。
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