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「内容に間違えはございませんか?」
十分な調査を経ているとしたら、ここで嘘をついても無駄である。
昴は正直に答えることにした。
「はい、間違えありません」
「次は夢についてでございます」
マリアは書類の次のページをめくり、話を続けていく。
「あなたは、夢の中では行動に制限(リミット)がかかっていらっしゃいますね?」
「たしかに、夢では自分の意思で話すことも動くこともできません。時計もかすんでしまいます。これがリミットというやつですか?」
「その通りです」
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