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「………」
想像以上の迫力に結衣は言葉を失った。
その代わりに頬を伝うもの…。
【あ、れ…?なんか胸が"きゅう"ってなって…。】
その時、よりいっそう風が強く吹き
花びらが舞い上がった。
それと同時に頭の中を何かがちらつく。
「…っ!」
突然今まで感じたことのないような激しい頭痛に襲われ、思わず頭を抱え込む。
「…や。なに、これ…?」
立っていられなくなった結衣は、その場に座り込んだ。
「はぁ、はぁ…。」
【だめ。このままだと、また…。】
息を整えようとするが、むしろ苦しくなる一方で。
限界が近づき倒れそうになったその時。
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