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「大丈夫か!?」
意識が朦朧としていた結衣は
その声に、閉じかけたまぶたをゆっくりと開いた。
抱き留めてくれた手の感触が
とても心地よくて、温かくて…。
【なんでかな…?知らない人の手なのに。】
止まりかけた思考を必死に巡らせるが、その人の姿を捉えようとするのが関の山で…。
相手が何か言っているのに
何も聞こえなくて…。
そこで意識が途絶えた。
「おい、しっかりしろ!」
「…結衣!!」
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