空の涙

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普段より  酷く雨が降っていた その日の雨はまるで不協和音のようだった… 誰も居ない一人の部屋で  ザザーッと降り続けるのをまるで 糸で操られているように眺めていた 空から落ちて行き もう一度雲になり空に帰れる 雨が羨ましくて仕方なかった 自分は、故郷に帰る事は出来ない… 悪魔にとっても邪鬼にとっても 不都合な存在なのだ…
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