出逢い

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お菓子と栄養剤の入ったコンビニ袋を片手に私はトボトボと家へと歩いていた。 相変わらずの残業にぐったりしていた私はもうご飯を食べる気力すらなかった。 片目がブルブルと痙攣を起こしている。 ずっとパソコンとにらめっこしていたからだろう。 小学生の頃見ていた将来像では、今頃恋人が出来ていて、クリスマスの時期にプロポーズされる…とか思っていた気がする。 現実は自分よりはるか年上の方々に囲まれた事務作業をたんたんとこなしていく毎日。 恋人どころか出会いすら望めそうにない。 就職したての頃は友達に合コンなんかも誘われたが、仕事とどっかぶりで一度も行けず、半年も経たないうちに誘われなくなった。 休みの日は寝てるか、買い物をしているか、DVDを借りてきて見ているか、掃除をして一日が終わる…。 何だか女として終わってる気がする…。 そんなことを考えていると手に持っているコンビニ袋が異様に重たく感じた。
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