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休憩時間。携帯を開くと何通かのメールが来ていた。
一件は夫。帰りが遅くなると。いつものことだった。
二件目は忍田 一成。
『明後日、休みだよね?出掛けよう。僕も休みだから』
明後日は平日。子供達は学校、夫は仕事。
夕方までは誰も居ない。
『予定も何もないので大丈夫です。』と返信した。
そして他の同僚とランチをして、仕事に戻った。
売場には携帯を持っていけない規則だったので、仕事終わったらまた携帯開こうと思ってた。
『夏目さん、ちょっと手伝ってくれる?』
課長だった。
『会議室からテーブル運びたいんだ。会議室来て!』
『わかりました』
…会議室。
『このテーブルを応接室に移動させるから』と言いながら私の隣に来た課長。
私の制服の右ポケットにメモを入れた。
『私、向こう持ちますね』
二人でテーブルを運ぶ。
応接室に移動させると
『ありがとう。売場戻っていいよ』
と言い残し課長は事務室へ戻る。
売場に戻る途中で右ポケットに入ってたメモを開いた
『S町の○○店の駐車場に9時半に待ってるから。』
S町。自宅から車で30分位の隣町。
そう。私達は市内では待ち合わせできない。
だからいつも隣町で待ち合わせ。
誰かに見られてしまえば会社内にはアッッというまに広まるから。

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