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教室に着くと……。
『紫苑姫～！』
『紫苑様～！』
っと、紫苑の黄声がたくさんあった。
「おはよう みんな」
紫苑が笑顔で挨拶すると、親友以外の全員が倒れたりトイレへ行った。
紫苑は自席である一番後ろで窓際の席に着いた。
「紫苑 相変わらずだね！」
「おはよ 凜」
「だなっ！」
「おはよ 亮太」
「そうだな」
「おはよ 魁斗」
紫苑の親友でもある……来栖凜と有沢亮太 佐藤魁斗がやってきた。
「凜の方が凄いよ」
「紫苑 無自覚なんだから！」
「そうかな？」
「そうだよ！」
「三人は夏休みどうするの？」
「僕は前期は家かな」
「俺も」
「魁斗は？」
「同じだ 紫苑はどうするんだ？」
「僕？前期は家だけどもしかしたら後期も家になるかも」
「しょうがないよね なんだって紫苑はディーゼル財閥の正後継者なんだから」
「うん 後期で空いた日は四人で遊ぼう？」
「そうだね！」
紫苑 凜 亮太 魁斗の四人は先生が来るまで話していた。
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