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会話文多めです
それでもいい方はどぞっ(*´∀`*)⊃
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危ないっ!!!!
誰かがそう言っていた気がした。
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気がつくと私は病室にいた。
貴「…ここ……どこ…?」
?「やっと気がついたんだね?」
その一言で数人の男の子達が近づいてきた。
貴「……誰…?」
幸「俺は、幸村精市。」
真「俺は真田弦一郎だ。」
柳「柳蓮二だ。」
柳生「私は柳生比呂士と申します。」
仁「仁王雅治ナリ。」
丸「丸井ブン太だぜぃ。」
ジャ「俺はジャッカル桑原だ。」
切「俺は切原赤也。」
それぞれの自己紹介を聞き終わると私はなぜここにいるのか気になった。
貴「なんで私はここにいるの…?」
幸「俺達が乗っていたバスに跳ねられたんだよ。」
貴「バスに…?」
真「うむ。
運転手の不注意でな。」
あぁ……
私は理解できた。
確か友達に連れられて氷帝学園って所にいって、その帰りに跳ねられたんだっけ。
柳「?どうした?」
柳君が心配そうに聞いてくる。
貴「なんでも……ないよ。」
幸「そういえば君の名前、聞いてなかったね。」
幸村君が話題を変えようと質問してきた。
貴「私の名前は…中嶋詩亜。」
柳「誕生日は6月15日の双子座、血液型はO型だな。」
えっ…?
なんで柳君が知ってるの…?
親しい友達にしか言ってないはずなのに……
そう思ってると幸村君が話しかけてきた。
幸「柳はデータを集めるのが好きでね。
いろんな人のデータを取ってるんだ。」
貴「そうですか……。」
真「それにしてもこの近辺では見かけん制服だな。
学校は何処だ?」
貴「……宝城女学院…」
柳生「宝城女学院…あの有名なお嬢様学校ですね。」
柳生君が眼鏡を上げながら言った。
丸「どうして氷帝学園の近くにいたんだよぃ?」
貴「友達に氷帝学園の練習試合を見に行こうって言われて、私は興味ないからいいって言ったのに友達がいいからって……」
そこまで言うと柳君は理解したように話し始めた。
柳「そこで諦めて見に行き、練習試合が終わり一人で帰ろうとしたところ、バスに跳ねられたというわけか。」
私は頷いた。
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