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私の名前は『サキ』母と2人で生活をしている、一般的に言う母子家庭の一家です。
母が語るには、私が2歳の頃に父が突然行方不明になってそれ以来2人で過ごしている。
ちなみに、かなり複雑な事情があってか?
私に隠すかのように名前も分からない…
それに父の写真を一度も見せてくれた事は無かった…
春の桜か咲く頃に、母は突然私に…
母
『実はあなたのお父さんに会わせたい!』
『サキ会いたい?』
サキ
『お父さん見つかったの?』
『でも…』
『私たちをずっと無視し続けたのに…』
『今さら…』
母
『違うよ!今は言えないけど…』
『実は、お父さんはいつも大切に見守ってくれてたんだよ!』
サキ
『よく分かんないけど…』
『とりあえず会ってみるよ…』
『でも…』
『父親とは絶対に!認めないからね!』
そう言いながらも、父親に対する憧れも少し感じた自分がいた…
母
『それから?もう1つ?』
『今のお父さんは、サキが自分の子供だと言う事も知らないでいる…』
『ある事故で記憶が別の世界にいる…』
『そして、今年の12月2日にお父さんが帰ってくる!』
『それまでの間、娘とは知られないように…』
『サキに近くにいてほしい!』
『お父さんの職場は居酒屋(夢咲屋)店長』
『名前はケンジ!』
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