体育祭

98/109
前へ
/800ページ
次へ
だが大和も冬弥も並んだまま動かない。どっちも同じような速さで走っているため…競り合いになっている 「ったく、なんでこうも接戦なんだよ。俺は絶対お前より一輝のことを好きだって自覚あるのによ!」 「いやいや、俺だって一輝のこと、友達としてすっげー大事にしてるんだぜ!それはお前よりも遥か上をいってるはずだと自負する!」 「…お前、ほんとにそう思ってるのかよ。」 残り少し、というところで冬弥がつぶやく。 「俺が見てる限りじゃ、お前の気持ちは友達として…だけじゃなく、もう一つ別の感情が混ざってるようにしか見えないんだが?」 「…は?」  
/800ページ

最初のコメントを投稿しよう!

213人が本棚に入れています
本棚に追加