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もともとの俺は、ずっとだらだらと生きてきた。
流されるように、惰性が俺の身体を動かしていた。
学校へ行く。食事をする。バイト。寝る。
そんな決まり切ったルーチンを、毎日こなすだけ。
たまに暇な時は、ケータイゲームで時間を潰す。
とにかく、ルーチン以外の時間を埋めるためだけに。
俺はそうして不毛な時間を費やしていく。
けれども段々と、俺はそんな人生に嫌気がさしてきた。
何か、もっと楽しいことが起きないだろうか。
生き甲斐を感じられるような、何かはないだろうか。
いつからか、そんなことを頻繁に考えるようになっていった。
しかし、結局のところそれは神頼みであり他力本願。
自分でその現状を打破出来るだけの力はなかった。
そうするだけのやる気なんてものは、最早なかった。
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