プロローグ

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―――――キーンコーンカーンコーン 「ホームルームはここまで、気をつけて帰れよーでは以上!」 「起立、礼」 ガラガラッ――ピシャッ 「うぅ、うん?」 教室から生徒たちの乱雑な声が聞こえる 「ちょっと、いつまで寝てるの?雄斗。もうホームルーム終わっちゃったよ?」 「うぅはぁ~あ、悪い、雪。今朝までゲームしてたから眠くてなぁ」 こいつは俺の幼なじみの月城雪 家が隣で席も隣で誕生日も同じ日ときたものだ まぁ、簡単に言えば腐れ縁の付き合いだ 「なに?面白いゲームだったの?」 「まぁ、それなりになぁけどもう終わったよ」 「だから寝不足なわけね…。」 雪に呆れられつつも俺は意識を周りえと切り替えていった クラス端の席でクラスメートが机て向かい合って騒いでいた 「なぁ、前から気になってたんだけどアレなに?」 「カードゲームだよ?知らない?すごい人気なんだって」 「へぇ、なんてカードゲーム?」 「えっと…、確か『ばとるすとーむ』だったかな?」
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