1人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「起きなさい!!お兄ちゃん」
いつも嫌々で起き、辺りを見る
特に変わったことはない。
ただいつも腕を組んでる妹がいる。
主人公である俺はドスガという名前だ。
妹はケランでいつも俺の世話をしてくれてる。
今、台所で料理作ってくれてるのが母スラルである。
父であるロランは深夜に帰ってきてすぐに家をさる人でいつも人助けしてるからなかなかゆっくりできないと言ってるが…体はガリガリで指で突いたら倒れるのではというぐらいだ。
今日は珍しくロランが朝に帰ってきた。
「ただいま~。食料とお金もってきたから」
いつもの決まり文句だ。
「今日はゆっくりできるの?」と投げかけるスラル。
「いや…すまないがすぐに行かないと…」下を見ながら答えるロラン。
「止めても無駄ですもんねぇ…あまり無理しないでね」
ロランは頷く。
俺はロランに言わないといけないことがある。それは……
「父さん…俺今日からハンターになる!!これで父さんも仕事しないで皆と過ごしていけると思って…いいでしょ?」
「駄目だ!!!」
と珍しく怒声をあげた。
なんで?と聞いても駄目だと答えるロラン。
しかし俺も引き下がらず頑固に対抗した結果…………許してもらった。
ロランは首につけてるペンダントを俺に渡し「お守りだ…いつも側にいると思え」とつけてくれた。
早速ハンター協会へ飛び出した。
「スラルよ。ドスガが無茶しないよう見ててくれ。俺がしっかりしとけば……」
「大丈夫よ!見とくから。あの頑固さは誰に似たんだろうかね」とロランの方を見て少し笑う。
「全くだ」と笑う。
トゥルル…トゥルル…ロランの電話らしき物が鳴った。
「もしもしどうした?……うん……そうか…わかった俺が一人でいく。他の人は手当てをしててくれ。今から行く。」
と切り、スラルに手を振り玄関のカーテンをめくり行った。
ケラルはロランの為に朝食を作り渡そうとして外に行ったが誰もいなかった。
最初のコメントを投稿しよう!