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ドスガはハンター協会へ向け、走っていた。
すると、「お~い!ドスガ何してんだよ」
「私達を置いて行く気?」
と呼び止めるのはマスタールとミーサだ。
この2人は幼なじみで3人でハンター活動しようと話し合っていた。
「今から呼びに行こうかなと思ったんだけど…」
「はいはい。私達の家の方角が違うんだけど…ねぇなんで1人で行こうとするの」
と口を膨らませていうミーサ。
ミーサは肩まで髪があり、顔は目が大きく、鼻が低い、笑うとえくぼができる…とりあえず可愛いい。
「そんなのどうでもいいから。早く行こうぜ」
と少し走り出すマスタール。
マスタールは友達思いで常に俺の味方である。
ということでハンター協会に着き、ドアを開いた。
中に入るとごろごろとハンター達がいる。
テーブルで話していたり、武器を磨いていたり、喧嘩してたり、本を読む人…。
やはりハンター達も俺らみたいな若い奴がくるのが珍しいのか、さっきしていたことをほったらかしでこちらを睨むように見てくる。
「かわいい子ちゃんはさっさ帰んな!」
と罵声をあびた。
「ムカつくね」と歯を食いしばるミーサに対し「ほっとけ」と返すマスタール。
窓口らしきものがありそのむこう側に1人の男が座っていた。
「あの…ハンターに志願したいんですけど…」
「わかった。ただし入部試験があるから…そこで待っていてくれ」
入部試験…まさかここにいる奴と戦うのかな。
あそこにいる腕が丸太ぐらいの奴と戦ったら終わりじゃないか。
焦っているとあの男が来た。
「ふむ…ふむ…ふむ………3人とも合格じゃよ。」
えっ…合格…えっ俺ら合格しちゃった。
「わしの名前はローレラじゃ。窓口の左側にある本がハンターの仕事が載っているからそこから選び、わしに言ってもらえば許可してすぐに出発していいぞ。テーブルの奥の壁に紙がはっているんだが…あれは指名手配じゃ。捕まえるか殺すかすればお金がもらえる。ただし危険だから気をつけたまえ。説明は以上だ。早速、仕事するか?」
「はい!!」と3人同時に言った。
俺は本を開き、見てみる。
どうやらハンターには階級があるらしい…1~100まである。
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