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半「わぁ……」
町に着いた
すごい人で賑わっていた。
その光景を初めて見るかのような目で半兵衛は見ていた。
半「すっすごいね!」
俺よりも一回り分位小さい半兵衛が俺を見上げて話し掛けてきた。
なんというか……かわいい…………。
慶「そんなに珍しいか?」
半「まぁ……ね」
何かあってこんな所になかなか来れないのだろうか。
慶「なかなか町には来れないのか?」
半「うん……僕…豊臣軍の軍師で………」
豊臣………?
まさか…
慶「豊臣……秀吉か?」
半「え、あ……うん」
慶「確かに軍師がいるって聞いてたけど……半兵衛のことだったのか」
半「秀吉と……知り合いなのかい?」
慶「まぁな」
思い出したくない過去だけどな………
ねね………
半「慶……次君…?」
慶「へ?あ、スマン」
半「町…歩いてみよう?」
慶「そうだな」
慶「これ、あげる」
チリン
半「鈴……?」
慶「半兵衛に似合いそうだな~と思って」ニッ
俺が渡したのは紫色の鈴。
半「ありがとう…大切にするよ……」
、
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