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あの日から少し経った。
お前が病で倒れたって聞いた。
俺はすぐに大阪城に向かう。
ガラッ
慶「半兵衛っ……」
半「慶次君……」
無理やり起き上がろうとする半兵衛。
三「半兵衛様っ…」
半「大丈夫だよ…三成君……ちょっと下がっててくれるかな?ごめんね…」
三「……はい(前田慶次貴様半兵衛様に何かしたら斬滅)」
ゾクッ
すごく痛い視線が送られてきた。
慶「半兵衛……」
半「ごめんね…心配かけ……」
ギュ
半「………慶次君…?」
慶「なんで無理ばっかするんだよ……!」
半「慶次君、泣かないで」
慶「これ以上悪化したらどうするんだ…」
半「………でも…秀吉のために…僕は……」
慶「そうやって、他人の事ばかりで……もっと自分のことを考えろよ……」
半「……ありがとう…慶次君………大好きだよ」
慶「俺もだ……」
お前がいなくなって何年たったろうな。
今日も俺は行くよ。
枯れたって、何があっても。
あの
゛桜の木の下 ゛
に_______
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