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目を開くと、満天の星空が見えた。
「ここは…?」
(そういえば、紗香は!?)
「紗香!いるか!?」
周りを探すと、紗香も気は失っていたが、無事なようだ。
「よ、良かった~」
安心して再び周りを見てみた。
(ここは、山の麓なのか?)
辺りには建物は無く、自然が広がっていた。
そう考えていると紗香も意識を取り戻した。
「啓くん…??」
「紗香!大丈夫か?」
「う、うん。」
「ここは、どこなんだろう…??」
紗香は不安げな表情を浮かべた。
「僕も分からないんだ…
ただ、辺りを見る限り、山の麓だと思うんだけど…」
2人は黙り込んでしまった。
「ねぇ啓くん。
これは何だろう??」
紗香は封筒を手に取った。
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