3人が本棚に入れています
本棚に追加
ハッチから飛び出した機体は、自由落下を始める。
僕は気持ちの悪い浮遊感を感じながら、右足を少しずつ深く踏み込んで行き、スラスターの出力で降下のスピードを圧し殺しながら、ゆっくりと着地した。
……ズーン。
<当機の作戦領域離脱は成功。それでは……レイヴン試験を、始めよう。>
「…はい」
<<メインシステム、セントウモード。キドウシマス>>
僕は、戦闘用メインシステムの起動を確認すると、ゆっくりとライフルを前に構えた。
最初のコメントを投稿しよう!