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ご飯を食べ終わって、ガレージに帰って来た。
ジンが武装の一覧を見せてくれるらしく、なにやらタブレットを操作している。
とりあえず待っているのも暇なので、ガレージを観察してみることにした。
ガレージには僕の機体と、ジンの機体が並んでいる。
僕の機体は武器以外は最安価の装備でカラーリングもなにもされていない全身ネズミ色だ。正直、かっこよくない。
一方ジンの機体は、全身が赤く、所々に黒いラインが走っている。中量級の二脚で、全体的に流線型を取り入れたデザインのパーツで構成されているみたいだ。
右手には攻撃力が高い マシンガン、左手にはブレードを三本形成するレーザーブレードを装備している。右肩には二発のミサイルが左右に射出され相手を挟み撃ちにするミサイルポッド、左肩には僕の装備より優秀なレーダーを装備している。
なんというか、ガンガン前に突っ込んで敵をなぎ倒そうという意図がバシバシ感じられるアセンブリだ。ジンらしいのかもしれないけど、この機体は遠距離戦闘や持久戦は苦手そうだ。
「クレイ。そら、これ見ていろいろ考えろ」
「ありがとう」
ジンはタブレットを手渡してきた。
画面を覗くと、僕の機体とパーツの一覧が表示されていた。
「このタブレットを使って好きに組み替えてみるといい。組み替えがおわったら、声をかけてな?」
「わかった、ちょっと借りるね」
「俺は自分の機体の整備状態見てくるな」
「はーい」
さーて、さっそく見てみようかな。
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