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丁度、僕の目線と同じ高さにそいつの頭部はあった。
大きさは車一台分ぐらい。
証明の光を反射して鈍く光る。
僕はその輝きに興奮した。
…やっと、夢が叶う。
キャットウォークの先端でスイッチを押すと、足下からそいつの肩まで橋が架かって、僕はそこを渡って肩の上に乗った。
右手をそいつの頭部に当てるとひんやりとした感覚が返ってくる。
その感覚を十分に感じたあと、整備士にサインを出す。
すると、胸部後方がフシューっと音をたててスライドし(アーモンドチョコの入れ物みたい)、丁度人1人入れる程度の空間が現れた。
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