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「何故……」
一体、何度同じ問いを口にしただろう。
俺の努力は、いつも空回りで終わる。
実を結んだ、そう思った時もあった。
しかし……。
それもすぐ水泡に帰すのだ。
最初のうちは、また頑張れば良い、次がある、と自分を励ましていた。
だが、それが度重なるに従い、自分の運の無さを嘆き、努力に報いてくれようとしない神に疑問を持つようになっていったのだ。
「何故? 俺はこんなにも努力している。それなのに、何が足りないと言うんだ!?」
何度目かの頓挫。
少しずつ築いてきた信用すらも失っていく。
この世に神等、存在しない。
それでも俺は努力を辞めようとはしなかった。
神は関係ない。
これは俺が信じた道だから……。
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