玩具(星)創り

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(しん)、暇ぁ!」 漆黒の翼を持つ女、魔王は純白の翼を持つ男、神王に叫ぶ様に言う。 「確かに…このところ星創りは失敗しているからな。」 「また新しいの作っちゃおうよ。 暇でもぅ死んじゃいそう!!!」 駄々をこねるように魔王は暗い場所に浮かび手足をバタバタと動かしている。 そんな魔王を見て神王は溜め息をつく。 「……お前は。」 明らかに飽きれ顔の神王はガサゴソと服に手をいれ何かを探しだす。 そして見つかったのか手を服から抜いた。 その時神王が持っていたのは白く手のひらサイズの球体である。 「やった! 流石神!早速力に流しちゃおう。」 神王の手にある球体を魔王の手が上から包み込む。 「加減間違えるなよ。」 「まっかせなさい!」 魔王が神王の言葉に返事をすると同時に2人の体から黒と白の光が発せられた。 その光が止まると今度は球体が灰色に染まる。 今の状態はとても不安定で、力が交わらなければ直ぐに爆発してしまう。 「今日こそ成功させるんだから。」 「…………」 2人はジーッと球体を見つめていた。
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